こんにちは。現役の路線バス運転士のだいきです。
この記事では「バス運転手の仕事内容って実際どんな感じ?」「一日のスケジュールって決まってるの?」といった疑問に、現場のリアルな視点からお答えします。
私自身、営業職から転職してバス業界に飛び込み、早番・中休・遅番の勤務をすべて経験してきました。この記事では、それぞれの勤務形態の特徴や一日の流れ、メリット・デメリットを具体的にご紹介します。
バス運転手の仕事内容とは?
バス運転手の主な業務は、大きく分けて以下の2つです。
- 安全な運転業務
- 乗客へのサービス・対応
公共交通機関として「時間通りに、安全に目的地まで運ぶ」ことが最優先。そのために毎日の出庫前には厳格な点呼(アルコールチェック・体調確認)と、車両の安全点検を行います。
また、乗車時・降車時の声かけ、車いすや高齢者へのサポート、両替の案内など、きめ細かい接客も求められます。
バス運転手の勤務形態は主に3つ
多くの路線バス会社では、運転士の勤務形態が複数用意されています。中でも代表的なのが以下の3つです。
勤務形態 | 特徴 |
---|---|
早番勤務 | 朝5~6時からスタート、昼過ぎに終業 |
中休勤務 | 朝と夕方に勤務、昼は3時間以上の休憩あり |
遅番勤務 | 昼前~夜23時頃までの勤務 |
それぞれの詳細を順番に見ていきましょう。
【早番】朝型勤務の一日スケジュール
5:30 出勤・アルコールチェック
健康状態やアルコールチェックを行います。
5:45 車両点検 → 点呼 → 出庫 → 運行開始
外装・ブレーキ・ライトなどを入念に点検。運行管理者から当日の注意事項を聞きます。異常がなければ営業所を出発します。
8:00 通勤ラッシュ
ピーク時間帯にはバスが混雑しやすく、時間との勝負。運転技術だけでなく冷静な対応力が求められます。
12:00〜13:00 帰庫・終業
昼前後には運行を終え、点検・報告を済ませて退勤。午後の時間を自由に使えるのが最大の魅力です。
【中休】昼に長めの休憩がある勤務
6:30 出勤・アルコールチェック → 車両点検 → 点呼
早朝に出勤し、通常の出庫業務を行います。
7:10〜10:00 運行 → 一旦帰庫
午前中の便を担当した後、いったん営業所へ戻って中休スタート。
10:00〜15:00 中休み(3~5時間)
この時間は完全に自由。私の場合は仮眠、筋トレ、ウォーキング、同僚とのランチなどに活用しています。
15:00〜19:30 夕方の便 → 終業
再出勤後に点呼を受け、夕方ラッシュの便を担当。業務終了後に帰庫・点検・報告。
【遅番】夜型勤務の特徴と過ごし方
15:00 出勤・アルコールチェック・車両点検
午後からゆっくり出勤。前日遅くまで働いた方にはありがたいシフトです。
15:35〜運行開始
午後は比較的空いていて運転しやすい時間帯です。
17:00〜21:30 夕方〜夜の便
帰宅ラッシュや夜間の便を担当。暗くなるので視界や安全確認に一層の注意が必要。
23:00 終業 → 帰宅
遅い時間に終わるため、帰宅後すぐに寝られる体調管理が必要です。
勤務ごとのメリット・デメリット比較
勤務形態 | メリット | デメリット |
---|---|---|
早番 | 午後が完全に自由/明るいうちに帰れる | 朝が非常に早い/生活リズムが狂いやすい |
中休 | 昼にまとまった休憩/体力温存しやすい | 拘束時間が長い/生活リズムが難しい |
遅番 | 午後からゆっくり出勤/昼の時間を有効活用 | 夜遅くまでの勤務/帰宅が遅い |
バス運転手のやりがいと苦労
やりがい
- 地域の足を支えているという責任と誇り
- 感謝の言葉を直接もらえる
- バスや運転が好きな人には天職
苦労する点
- 渋滞・天候によるプレッシャー
- 長時間勤務と体調管理
- 一人勤務の孤独感
まとめ|あなたに合った働き方を見つけよう
バス運転手の一日は、勤務形態によって大きく異なります。早番・中休・遅番、それぞれにメリット・デメリットがあり、生活スタイルや性格によって合う・合わないが分かれるところです。
転職を検討している方は、複数の勤務パターンを経験しながら、自分に合った働き方を見つけてみてください。
よくある質問(Q&A)
Q. バス運転手って本当にきつい仕事ですか?
A. 楽ではありませんが、「慣れれば問題ない」と感じる人も多いです。何より安全第一なので、健康管理と集中力が大切です。
Q. 中休の時間は何をして過ごすのがいいですか?
A. 仮眠、外食、買い物、ウォーキング、帰宅など自由。私は筋トレやブログ執筆で有効活用しています。