40代で未経験から路線バス運転士へ転職。
いよいよ、新人研修がスタートしました。
年齢に関係なく「新人」はやっぱり緊張しますね。若い頃と違って変に気負ってしまう分、余計にプレッシャーも大きいものです。
バス会社によって多少違いはありますが、私が受けた研修はおよそ2~3か月の内容でした。大きく分けると「座学」と「実技」があり、どちらも想像以上に中身が濃い!
まず最初の座学では、次のようなことを学びました。
初日はテキストの厚みに驚きましたが、「命を預かる仕事なんだ」と改めて実感する時間でもありました。
実技では、運転技術よりもまず「安全確認の徹底」が最重要。特に次の3つは繰り返し指導されました。
同期は経験者も多く、未経験者の私は、経験者より1週間長いカリキュラムでした。同期よりも苦戦した部分が多くありました。
特に難しかったのは「やわらかいブレーキ」。頭では分かっていても、実際の車体の重さや道路状況によって、または車種によって、加減が難しく、ついカクッとなってしまう…。教官には「お客様が転びますよ」と厳しく指導され、悔しい思いをする日もありました。
正直、何度も挫けそうになりました。でも、そのたびに支えてくれたのは、一緒に頑張っている同期や、休憩室で温かい言葉をかけてくれた先輩方でした。
毎日の緊張、ミスの反省、試行錯誤を繰り返すうちに、気がつけば運転にも少しずつ自信が持てるように。そして・・・。
ついに、研修期間を無事に終了!
「長かった~!やっとスタートラインに立てた!」
そんな気持ちでいっぱいでした。

