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路線バス「オタ席(オタク席)」とは?安全性と人気の秘密

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路線バス オタ席とは?

「オタ席(オタク席)」とは、路線バスの乗降扉すぐ左前にある高い“一人掛け席”で、バス好きや景色好きから特に好まれる“展望席”です。運転席が間近に見える“VIP席”的存在です


バスマニアが愛する理由とは?

  • 運転席&ハンドル操作を最前列で見られる
  • 左側側面の視界が広く、景色を楽しめる
  • “高い定位置”に座る特別感が味わえる

オタ席が消えている?その理由

  • 燃料タンクや給油口配置変更で席が設置できなくなった
  • 乗客の視界が遮られ、運転士の巻き込み確認が困難に
  • 高い位置のため、転倒などの事故・安全面の懸念

運転士が語る「オタ席」のホンネ

  • 「バスマニアの熱い視線は正直“プレッシャー”」
  • 停座時・降車時の転倒リスクを減らせて助かる
  • 「常連客同士のトラブルも多かった」と人材が語る

【比較表】オタ席ありvsなしバス

特徴オタ席ありバスオタ席なしバス
視界・展望前面展望バッチリ、写真撮影OK標準的な視界
安全性転倒や巻き込みリスクありリスク低減、視界も安全に確保
運転士の心理視線や圧迫感に悩むケースあり巻き込み注意がスムーズ、安心感あり
設置状況(2025年)減少傾向主流

オタ席に注意!子どもは特に危ない

小さな子どもが「オタ席」に一人で座っていた話

ある日の午後。
とあるバス停から乗ってきた親子連れのうち、小さなお子さん(おそらく未就園児)が一人で「オタ席」にちょこんと座りました。

「オタ席」とは、運転席のすぐ後ろ、左側にある一人掛けの席のこと。
段差が高く、座面も高いため、小さなお子さんの足は床に届きません。
そのため、急ブレーキ時には大きく体が揺れてしまい、非常に危険です。

私は、子どもに優しく声をかけました。

「ここは子ども一人では座れんよ」

しかし、まだ小さいので意味がわからないのか反応なし。
そこで車内アナウンスで、

「こちらのお席は、小さなお子さま一人では座れません。保護者の方、ご確認をお願いします」

と声をかけたところ、少し離れた座席からようやく親御さんが来られました。
無言のまま、少し不満げな表情でそのまま一緒に座られましたが…。

こういう場面、実はよくあるんです。

でも、もしものことがあってからでは遅い。
だからこそ、親御さんに知っておいていただきたいことがあります。


子どもだけで座らせるリスクとは?

急ブレーキ時に危険

路線バスは車体が大きいため、そう簡単には止まれません。
でも、信号の変わり目での割り込みや、歩行者・自転車の飛び出しがあった場合には、どうしても強くブレーキを踏む必要があります。

そんなとき、小さなお子さんが座面の高い席に一人で座っていると、体が大きく浮いてしまったり、前のパイプに顔をぶつけたりする恐れがあります。

オタ席は特に注意が必要

オタ席は段差が高く、車両の揺れをダイレクトに感じやすい位置です。
多くのバス車内には「この席はお子様一人では座らないでください」といった注意書きがあるのもそのためです。


親御さんの座席の位置取りも大切

子どもから目を離さない位置に

バスの中では、お子さんのそばに座っていただくのが一番安全です。
「ちょっと後ろのほうが空いてるから」と子どもと離れて座ってしまうと、咄嗟のときに対応が遅れてしまいます。

「スマホを見ながら」は意外と危ない

スマホに夢中になっている間に、お子さんが席を移動していたり、立ち上がったりするケースもあります。
特に発車直後は車体が揺れやすく、転倒や事故につながることも。


乗り降りの際に気をつけたいポイント

バスが完全に止まるまでは動かない

降車時、「早く降りようね〜」と先に立たせる親御さんを見かけますが、これは非常に危険です。
バスが完全に停止して、ドアが開いてから動いてください。

ドア付近や段差にも注意

ドア付近には段差があり、特に小さな子どもは足元が不安定になります。
親御さんがしっかり手をつないであげてください。


周囲の人にも配慮を

他のお客様との距離感も大事

バスは公共の乗り物です。
お子さんが座席の上で立ち上がったり、後ろを向いて他の乗客を覗き込んだりすると、周囲の方に不快な思いをさせてしまうことがあります。

泣き出したときの対応

赤ちゃんや幼児が泣くのは当然のこと。
でも、可能であればやさしく声かけをしたり、音の出るおもちゃは控えたりといった配慮をいただけると助かります。


バス運転士から親御さんへのお願い

最後に、私たちバス運転士からのささやかなお願いです。

注意をしても怒らないでください

車内アナウンスや直接の声かけで注意をすることがありますが、それは子どもを守りたいからです。決して怒っているわけではありません。

子どもの安全は一緒に守っていきたい

安全で快適なバスの旅には、運転士と乗客が協力し合うことが大切です。
私たち運転士も、皆さんのご家族の安全を願って日々ハンドルを握っています。


まとめ:バスのオタ席はマナーを守って利用しよう!

路線バスのオタ席は人気ですが、小さいお子さんやお年寄りの方には事故リスクのある席です。バスを利用する多くのご家庭にとって他人事ではありません。ちょっとした心がけで、事故は防げます。マナーを守って利用しましょう!

これからも、子どもも大人も安心して乗れるバスを目指して、日々乗務してまいります。


Q&A

Q1:「オタ席」ってどんな席?
A1: 前扉すぐ後ろ、左側・タイヤハウス上の高い一人席で、運転席前が丸見えの“展望席”です 。

Q2:なぜ今オタ席が減っているの?
A2: タンク配置や安全性確保のため。転倒や視界妨害が背景で、運転士側にもメリットあり 。

Q3:子どもが座ってもいい?
A3: 高座故に危険。特に幼児は急停車時にバランス崩す恐れがあるため、避けるべきです 。

Q4:運転士はオタ席に座られるのをどう感じる?
A4: プレッシャーを感じる人が多く、苦手という声が多いです 。


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参考リンク

-バス豆知識
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