こんにちは!路線バス運転士のだいきです。
今回は、片言の英語が通じて、感謝された瞬間のエピソードをお届けします。
はじめに:今日も外国人観光客が乗車
最近、乗務中によく感じるのが「外国人観光客の増加」です。今日も海外からの旅行客が路線バスに乗ってきました。
とく観光地を走る路線では、インバウンド需要が高まっているのを肌で感じます。
よくあるトラブル:行き先の勘違い
乗ってきたのは、おそらく欧米系のご夫婦。最初は楽しそうに景色を眺めておられたのですが、途中からソワソワしはじめました。
「これはもしかして……」と思い、思いきって声をかけます。
"Where do you want to go?"(どこに行きたいですか?)
すると、返ってきたのは明らかに逆方向の観光地。案の定、系統番号だけを見て、下りと上りを間違えていたようです。
片言でも伝わる英語の力
私の英語は、中学レベルの片言です。ですが、「This bus goes the opposite way. Please take the bus from the other side.(このバスは逆方向です。反対側のバスをご利用ください)」と伝えると、しっかり通じました。
そして、そのご夫婦はにっこり笑って、
"Thank you very much!"
と、丁寧にバスを降りて行かれました。
たったこれだけのやり取りなのに、心がポッと温まるのを感じました。
バスの路線は日本人でも難しい
路線バスは、日本人でもわかりにくく、間違うお客さんが多いです。
バス停の名称や系統番号、進行方向の違いなど、初見では混乱する要素が多すぎます。私自身も、運転士になる前は何度か間違った経験があります。
そんな中、異国の地で、地図とスマホを頼りに乗ってくる外国人観光客は本当にすごいと思います。
感謝される喜びが、何よりのやりがい
営業職から転職してバス運転士になってからというもの、やりがいの感じ方が変わってきました。
昔は数字や結果がすべてだった仕事が、今では「ありがとう」の一言で一日が報われるようになりました。
最近では、「片言の英語が通じて、感謝された瞬間」が一番の喜びです。
これからも、言葉の壁を越えて、少しでも快適な移動のお手伝いができればと思っています。
まとめ:伝えようとする気持ちが通じる
英語が堪能でなくても、伝えようという姿勢さえあれば、想いは届く。
そんな実体験を、今日もまた一つ重ねました。
これからも、路線バスという小さな世界で、日々のふれあいを大切にしていきたいと思います。
Q&A
Q.外国人観光客って、どれくらいの頻度で乗ってくるの?
A.観光地の路線を担当していると、1日に数組は乗車されます。
とくに週末や大型連休は多く、最近ではアジア系だけでなく欧米系の旅行者も増えてきた印象です。