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バス運転士vsタクシー運転手:転職で迷うあなたへ|現役運転士の本音レビュー

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こんにちは、路線バス運転士のだいきです。私は40代で営業職からバス運転士に転職しました。同じように運転職への転職を考えている方の中には、バス運転士とタクシー運転手のどちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、実際の経験と業界情報をもとに、両職種の違いや特徴を比較し、あなたに合った選択をサポートします。


1.年収と給与体系の比較

項目バス運転士タクシー運転手
平均年収約453万円約418万円
給与体系月給制(固定給+賞与)歩合制(売上に応じて変動)
賞与の有無あり(平均約67万円)なしまたは少額

バス運転士の年収は固定給ベースで350~450万前後(地域差も大きい)。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、バス運転士全体の平均年収は約453万円です。これは、月給32万5,600円と年間賞与62万4,700円を合計した金額です。毎月の変動は少なく、安定重視の方におすすめです。

一方、タクシーは完全歩合制の会社が多く、平均年収はあまり参考にならないかもしれませんが、全国ハイヤー・タクシー連合会の調査によると、令和5年の全国平均年収は418万円です。努力次第で高収入を狙える半面、収入が不安定になる可能性もあります。


2.勤務形態と労働時間の違い

項目バス運転士タクシー運転手
勤務形態シフト制(早番・遅番・中休など)昼勤・夜勤・隔日勤務など
労働時間定時制(平均8時間程度)自由度高め(勤務時間選択可能)
休日週休2日制が一般的勤務形態により変動

バス運転士はシフト制で、1日の拘束時間は7~15時間ほど。その中で実働は6~9時間なので、しっかりと休憩が組み込まれています。早番・遅番の勤務がありますが、シフトは1ヶ月前に出るため予定が立てやすいです。生活リズムは乱れがちなので、健康管理はとても大事です。

一方、タクシーは「隔日勤務」が多く、1勤務15~20時間程度。1日の勤務時間が長く疲労は溜まりますが、その分、翌日は「明け休み」で自由時間が取れる、月に働く日数が少ないという特徴があります。昼夜逆転のような働き方もあるので、自分のペースで働ける反面、自己管理が求められます。

休憩時間について、バス会社はダイヤによって休憩時間が管理されており、強制的に取れるのがメリット。休憩所や営業所で横になれる環境も整っています。タクシーは自分の判断で休憩できますが、稼ぎたい気持ちから休みを削る運転手も多いと聞きます。

有給取得率は会社によるものの、バス会社の方が計画的に取得しやすい傾向があると思います。タクシー業界は自由裁量が大きい分、休憩や有給休暇は自分次第という面もあると思います。


3.必要な資格と研修制度

項目バス運転士タクシー運転手
必要な免許大型二種免許普通二種免許
免許取得支援あり(会社による)あり(会社による)
研修制度充実(運転技術・接客など)会社による

どちらの職種も二種免許が必要ですが、バス運転士は大型二種免許が必要です。多くの会社で免許取得支援制度があり、未経験でも安心して始められます。​


4. 向いている人の特徴

項目バス運転士タクシー運転手
向いている人安定した収入を求める人自由な働き方を求める人
接客スタイル定期的な接客(乗客対応)多様な接客(乗客対応)
勤務形態シフト制(早番・遅番・中休など)昼勤・夜勤・隔日勤務など

バスの乗客は通勤通学、買い物、病院通いなど生活に根差した方が多く、比較的マナーも安定しています。ルートも決まっているため、土地勘があまりなくても対応でき、事故リスクも減らせます。

タクシーはナビを使うとはいえ、地理感覚・臨機応変な対応力が問われる場面が多いと思います。観光客、酔客など多様な客層に対応するスキル、深夜営業など、事故・トラブル対応の経験値も求められます。

バス運転士は安定した収入と生活リズムを求める人に向いています。タクシー運転手は自由な働き方や高収入を目指す方に適しています。​

バス運転士の平均年齢は40~50代で、65歳まで働く人も多数。元気な人は70歳まで働く人もいます。60代で転職してくる人はあまりいません。

タクシーは、定年退職後の転職者も多くいます。60代、70代も現役で、年齢不問のところが多いようです。

バス運転士は安定志向の人が多く、10年以上続けている人も多数。定着率は意外と高めです。真面目でコツコツ型、慎重な方、穏やかな方に向いています。

タクシー業界は流動性が高く、短期間で辞める人も少なくないと聞きます。自由な働き方や成果主義を好む人に向いています。


5. まとめ

ここまで見てきた通り、バス会社とタクシー会社は同じ「運転の仕事」でも、まるで働き方が違います。

転職するなら、どちらが自分の性格やライフスタイルに合っているかが一番大事です。

安定・計画的な働き方を重視するならバス会社自由・高収入狙いで攻めたいならタクシー会社がおすすめです。

バス運転士とタクシー運転手は、それぞれに魅力と特徴があります。安定した収入と生活リズムを重視するならバス運転士、自由な働き方と高収入を目指すならタクシー運転手が向いているでしょう。​

私自身、40代で営業職からバス運転士に転職し、安定した収入とやりがいを感じています。​あなたのライフスタイルや価値観に合った職種を選ぶことが、転職成功の鍵となります。

バス運転士に転職してよかったこと【体験談」

私自身は営業職からバス運転士へ転職して、仕事を家に持ち帰らず、心身の安定を得ることができました。何より「いつもありがとう」と感謝される仕事であることに誇りを感じています。

バス会社からタクシー会社へ、タクシー会社からバス会社へと転職される方も多くいます。その方々に話を聞いて見ると、バスの場合、お客様を探さなくてよい、ルートが決まっている、収入が安定しているなどがメリットのようです。タクシーの場合、自由度が高い、車内事故のリスクが低い、高収入が狙えるなどのようです。

この記事が「バス運転士 転職」「タクシー運転手との違い」で悩む方の参考になれば嬉しいです。

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