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乗務日記:クレーム対応のあと、ずっと引きずってませんか?バス運転士の心を守る方法

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はじめに:「そんな言い方せんでも…」と思ったこと、ありませんか?

ある日のこと。定刻を10分過ぎて停留所に着いたら、お客さんからこんな一言。

「いつも遅れるね。もっと早く来てくれんと困るんやけど?」

いや…道路事情もあったし、安全確認もしてるし…。
そんな思いを飲み込んで「申し訳ありません」とだけ伝えました。

その日は一日中、心がモヤモヤしてました。
**「あんな言い方せんでもええのに…」**って、つい引きずってしまう自分。

今回は、クレームやキツい言葉を受けた後にどう心を整えるか、自分なりの乗務日記として綴ってみたいと思います。


バス運転士は「顔が見える職業」

バスって、運転席が完全にむき出しで、お客様との距離がとても近い
だからこそ、良い意味でも悪い意味でも、反応がダイレクトに届きます。

  • 「ありがとう」と言ってくださる方もいれば、
  • 遅延に怒りをぶつけてくる方もいる。

でも、どちらもこちらにはコントロールできないことばかり。

理不尽なことを言われると、もちろん凹みます。
でも、それにずっと心をとらわれてしまうと、次の業務に集中できなくなってしまうんですよね。


「他人の機嫌はコントロールできない」と割り切る

先輩にこんなことを言われたことがあります。

「機嫌が悪いお客さんに、こっちまで引きずられるなよ」

最初は「そんな割り切りできたら苦労せんよ」と思いました。
でも、少しずつわかってきたんです。

  • 道が渋滞していたのは自分の責任じゃない
  • お客さんの機嫌の悪さも自分の責任じゃない
  • 自分ができることは、安全に目的地へ運ぶことだけ

そう考えるようになってから、「全部自分のせい」と思いすぎなくてよくなった気がします。


モヤモヤを手放すためにやっていること

それでも、「言われたこと」が頭の中でぐるぐる回ることはあります。
そんな時、私はいくつかの方法でモヤモヤを手放すようにしています。

① 乗務日記にメモして吐き出す

まずはノートにその時の状況を簡単に書いておきます。
「イラッとした」「ムカついた」などの感情も一緒に書き出すと、少しスッキリ。

② 仲間と話す

同じシフトの仲間に軽く「今日こんなことあってさ〜」と話すだけでも、共感してもらえると気持ちが和らぎます。

③ できるだけ引きずらず、切り替えの儀式をする

休憩所でお気に入りのインスタントコーヒーを作る
車庫に戻ったら深呼吸して空を見上げる

…こんなちょっとしたことでも、気分を切り替えるきっかけになります。


感情のセルフケアも「安全運転」のうち

「安全運転」とは、単にハンドルを安定して握るだけではありません。
運転士自身の心が安定していることも、安全の大前提

イライラや不安を抱えたままでは、集中力が落ちたり、判断が遅れたりします。

だからこそ、「メンタルの整え方」もプロドライバーのスキルだと、私は思います。


まとめ:「気にしすぎず、でも無視しない」がちょうどいい

クレーム対応って、やっぱりしんどいです。
でも、それを無理に忘れようとせず、「ああ、ちょっと傷ついたな」と認めることも大切。

そして、「できること」と「できないこと」を冷静に分けて考える
この姿勢が、明日の自分を助けてくれるような気がします。

もし今、同じようにモヤモヤしている運転士の方がいたら…
「あなたは悪くない」と声をかけたいです。


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Q&A:よくある質問

Q. クレームにどう返したらいいかわからないときは?
A. 無理に謝罪をせず、丁寧に状況を説明するだけで十分です。感情的にならないことが大切。

Q. モヤモヤを引きずらないコツは?
A. 一人で抱え込まず、仲間に話すこと。それだけで心が軽くなりますよ。

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