はじめに:バス運転士の「朝勤務」に不安を感じていませんか?
「バス運転士って始発が早いから、早起きできるか不安…」
そんな声をよく聞きます。
私も営業職からバス運転士に転職する際、この“朝の早起き問題”が一番心配でした。
でも、結論から言うと「人間、慣れるもの」です。
この記事では、現役の路線バス運転士である私が、早朝勤務にどう適応してきたのかを具体的にお話しします。
朝勤務のリアルなスケジュール|出勤は何時?
バス運転士の勤務は「早番・遅番・中休」とバリエーションがありますが、
始発便を担当する「早番」は特に早いです。
始発便担当の日は4時30分起床
- 点呼時間:朝5時30分前後
- 通勤・準備を考慮すると、4時30分には起床が必要
- 就寝時間は21時~22時を目指す
これは、前職で夜型だった私にとって、かなりの生活リズムの変化でした。
どうやって早起きに慣れた?私の対策5つ
「早起き苦手…」という方のために、私が実践した早朝勤務への順応法をご紹介します。
①就寝時間の固定
22時には布団に入る習慣をつけました。
②目覚ましは2段構え
- アナログ目覚まし時計(音大きめ)
- スマホのアラーム(バイブ併用)
③カフェインのコントロール
午後以降のカフェイン摂取を控え、自然な眠気を促進。
④光目覚まし時計を導入
徐々に明るくなる光で、自然に目が覚める仕組み。
⑤習慣化の力を信じる
最初の1〜2週間を乗り越えれば、自然と体が順応します。
「すべての勤務が早朝スタート」ではない
バス運転士の勤務時間は日によって異なり、常に早朝勤務ではありません。
- 6~8時台スタートの日もある
- 午後出勤(遅番)もある
- 勤務と勤務の間隔(インターバル)は9時間以上が法令で定められている
つまり、「ずっと早番」というわけではないので、体のリズムを調整しやすいのも事実です。
寝坊や遅刻のリスクは?リアルな現場事情
実際に私の勤務先で、寝坊による遅刻は年に数人程度です。
遅刻の主な理由は「時間の勘違い」
- 点呼時間の確認ミス
- シフトの見落とし
アナログでもデジタルでも、スケジュールをしっかり確認しておけば防げるケースがほとんどです。
バス運転士に転職して感じた“早朝勤務の意外なメリット”
最初は不安だった早起きも、今では意外と快適に感じています。
静かな街を走れる心地よさ
ラッシュ前の早朝は、交通量も少なくストレスが少ないです。
午後からの自由時間
早番の日は帰宅が昼過ぎになることも。家族との時間や趣味にあてられます。
生活リズムが整い、健康的に
毎日同じ時間に寝起きすることで、体調も安定しています。
まとめ|「早起き」は慣れる!心配しすぎなくてOK
- 最初の1〜2週間が勝負
- 工夫次第で朝型に切り替えられる
- 勤務は毎日早朝とは限らない
- 体が慣れれば早朝勤務もむしろ快適
「バス運転士に興味はあるけど朝が苦手…」という方は、ぜひ前向きに検討してみてください。
私自身、早起きへの不安はありましたが、今ではすっかり生活の一部になっています。
よくある質問(Q&A)
Q1. どうしても早起きが苦手です。向いていないでしょうか?
→最初は誰でも不安です。勤務パターンは早朝だけでなく午後からの勤務もあるため、完全な朝型でなくても対応可能です。
Q2. 遅刻したらどうなる?
→基本的に重大な問題になります。ただし、年に数人ほどで、ほとんどはシフト勘違い。対策すれば防げます。
Q3. 家族の協力は必要?
→はい。特に就寝時間が早まるため、家族と生活リズムをすり合わせることが大切です。