「バス運転士になりたいけど、どんな免許が必要?普通免許でOK?」
そんなあなたのために、現役バス運転士の僕が、大型二種免許にまつわる条件や、2022年から導入された“受験資格特例教習”による取得要件の緩和”までを、実体験とともにわかりやすく解説します。
目次
🔸 大型二種免許とは?普通免許との3つの違い
バス運転士として乗客を運ぶには、普通免許ではできません。大型二種免許が必須です。
- 乗れる車両:大型二種 → 大型バス・観光バス。普通免許 → 普通車のみ。
- 旅客運送OKか否か:大型二種 → OK。普通免許 → NG。
- 安全責任:大型二種では事故防止能力も問われる。
🎯 従来の取得条件(従来ルール)
- 年齢:満21歳以上
- 保有歴:普通免許等取得から通算3年以上
- 視力・聴力・深視力など:一定基準クリア必要
🆕 2022年5月からの“特例教習”!免許取得条件が大幅緩和
実は道路交通法が改正され、19歳以上・普通免許取得後1年以上であっても、大型二種免許の受験資格を得られるようになりました。これは「受験資格特例教習」を受けた人だけが対象です。
特例教習の概要
- 学科+実技で計36時限(大きく分けてスキルと危険予測教育)
- 19歳以上、普通免許取得後1年以上で受講可能
- 教習所にて、公的に認められている所でだけ受講可
📚 特例教習修了後の“若年運転者期間”に注意
特例取得をした人は“若年運転者期間”に入り、免許取得後は違反点数や講習義務の制限があります。違反があると、免許取消の可能性もあるので注意が必要です。
🔄 取得方法別のステップ比較
ルート | 特徴 | 費用・日数 |
---|---|---|
教習所(一般ルート) | スキル学習が充実、安全第一 | 30~40万円・3~4週間 |
特例教習を活用 | 若年から進める道が開かれる | +数万で1週間+能力養成 |
一発試験 | 費用は安いが合格率10%以下 | 数万円・ずっと不確実 |
※実際の費用は地域や教習所によって変動します。
✅ 総まとめ:あなたに合った免許取得方法は?
- 18~19歳で早く取得したいなら:特例教習を活用 → 普通免許取得後1年で挑戦。費用は数十万円プラス。
- 21歳以上で運転歴が長い… → 従来ルートでOK。教習所ならスキルも安全面も安心。
- 教習費を節約したいなら:一発試験への挑戦も可能だが、“本番型練習”を多くする必要あり。