バスに乗ったあと、「あれ?忘れ物したかも…」と不安になったことはありませんか?本記事では、バスでの忘れ物に対する正しい問い合わせ方法や、忘れ物が見つかるまでの流れ、さらに忘れ物を防ぐための対策まで、現役運転手の視点から分かりやすく解説します。
バス 忘れ物が見つかるまでの流れ
忘れ物は、運行終了後にバス車内の忘れ物チェックで発見され、営業所で一定期間保管された後、最寄りの警察署へ届けられます。保管期間は会社ごとに異なりますが、だいたい3〜7日が目安です。

たまに「寝過ごしたお客さん」がいることも…。そんなときは優しく声をかけて、降りてもらいます
バス 忘れ物の問い合わせに必要な情報
営業所に問い合わせる際には、次の情報を伝えるとスムーズです。
- 乗車日・時刻
- 乗車した路線名・バス停
- 座っていた座席の位置
- 忘れ物の特徴(色、形、ブランドなど)
- 運賃の支払方法(ICカードor現金)
バス 忘れ物の種類別ポイントと回収率
種類 | 保管期間 | 回収率 | 注意点 |
---|---|---|---|
傘 | 7日程度 | 低 | 類似品が多く特定困難 |
財布・スマホ | 1週間 | 高 | 警察に届けられることが多い |
食品類 | 当日限り | 非常に低 | 衛生管理の都合で処分されやすい |

営業所の一角には、忘れ物の傘がずらりと並んでいて「これほんまに全部預かりもんかいな」と驚くほど。ある程度たまると、警察に届け出るようになっています。

過去には外国人観光客がスマートフォンを忘れて、言葉がなかなか通じず困ったことも。

財布を拾ったときは、めちゃくちゃ感謝されて、おばあちゃんから栄養ドリンクを1ケースもらったことがあります。
バス 忘れ物を防ぐ3つの対策
- 荷物は膝の上や足元に置かず、手に持つ
- バスを降りる前に、もう一度席の周りを確認
- スマホや財布はポケットやバッグにしまってから乗車
Q&A
Q:忘れ物の受け取りに身分証明書は必要?
A:財布やスマホなどの貴重品は本人確認が必要です。
Q:代理人でも受け取れる?
A:委任状があれば可能な事業者もあります。事前に問い合わせを。
Q:忘れ物をしたら?
A:多くのバス会社では忘れ物専用の問い合わせフォームがあります。時間帯によっては、翌営業日になることもあるので、電話の方が確実です。以下の外部リンクを参照してください。
名鉄バス|忘れ物のお問い合わせ
西鉄バス|忘れ物のお問い合わせ
まとめ:バスでの忘れ物は誰にでもあるけれど、気づいたらすぐ連絡を!
忘れ物は、どんな人にも起こりうること。でも、大事なものほど「うっかり」では済まされないこともあります。
バス会社としても、できるだけ持ち主のもとへ返したいと思っています。もし心当たりがあれば、すぐにバス会社へ連絡を!