こんにちは!路線バス運転士のだいきです。
今回は、ちょっとユルめな乗務日記をお届けします。
若いお客さん、苦手?それとも元気の源?
バス運転士の中には「若いお客さんは苦手」という人と「若いお客さんから元気をもらえる」という人がいます。
正直なところ、僕はどっちの気持ちも分かります。
若い頃の自分を思い出すと、マナーが少し悪かったり、騒がしかったりするのも「まぁ、そういう時期やなぁ」と思えます。
もちろん、バスが大幅に遅れていて焦っているときなんかは、さすがにイラっとする場面もありますけどね。
ふわっと香るいい匂いに癒される瞬間
先日、休憩中に先輩運転士がこんな話をしていました。
「若い女性のお客さんって、降りていくときに、ふわっとええ匂いすることあるやろ?あれ、ちょっと癒されるわ~」
運転席に座ってると、確かにそういうことがあります。
香水やシャンプーの香り、きつすぎず、ふわっと香る程度。
思わず一瞬、気が緩むというか、「あ、ちょっと元気出たかも」って思う瞬間なんです。
もちろん、これを大声で言ったらハラスメントになりかねません。でも、
「向こうから勝手に香ってくるだけやし、心の中で思うだけならセーフやろ」とそんな話で盛り上がったりもします。
運転士同士の「休憩室あるある」
バス運転士の仕事には「連続運転の制限」というルールがあって、長時間ぶっ通しで運転することはできません。
そのため、1日の中で2~4回は休憩があります。
この休憩時間、僕たちは休憩室で同僚と話すことが多いんですが、内容はだいたいこんな感じです:
- 今日の乗務の愚痴
- ちょっとしたトラブルの情報共有
- お客さんとのやり取りエピソード
- 昼メシ何食べるか問題
こうやって気持ちをリセットしながら、次の便に備えるわけです。
香りの話も、そんな何気ない雑談のひとつなんです。
接客業としての「心の余裕」を持ちたい
路線バスの運転士は、運転のプロでありながら、接客のプロでもあると思っています。
乗客ひとりひとりに丁寧に対応するためには、心に余裕を持つことが大事。
どんなに渋滞していても、どんなにクレームを受けても、一瞬でも「ほっ」とできる時間があると、気持ちの持ちようが全然違います。
ふわっと香る匂いや、子どもの「ありがとう」の一言。
そんな何気ない出来事が、意外と一番、僕たち運転士のモチベーションにつながっているのかもしれません。
まとめ|バスの運転席から見える人間ドラマ
毎日の乗務は、まさに「人とのふれあい」の連続です。
時にはイラっとすることもありますが、それ以上に、人間味ある小さな幸せや癒しが、僕たちの仕事には詰まっています。
路線バスは単なる移動手段ではなく、いろんな人生の一部に触れる「舞台」なんです。
これからも、そんな舞台の一員として、笑顔と余裕を忘れずにハンドルを握っていきたいと思います。