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横断歩道で車が止まらない原因と今すぐできる対策

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横断歩道では歩行者が優先されますが、「信号機なし」の横断歩道で歩行者を認識しても約50~70%のドライバーが止まっていないという調査結果が出ています。

歩行者が安心して横断歩道を渡れる社会にするため、法律・統計、ドライバー・歩行者双方の対策を徹底解説します。

参考:「信号機のない横断歩道」まだ約半数が止まらない! JAF実態調査の結果を公表

横断歩道で車が止まらない理由とは?

法律上の義務はあるのか?「一時停止義務」

道路交通法第38条により、「歩行者が横断または横断しようとしている」と認めた時は、手前で一時停止すべき義務があります。
違反時には3ヶ月以下の懲役、または最大5万円の罰金・反則金が科されます。

統計データで見る現実「止まらない車が多い」

  • 2016年:停止率 7.6% → 2021年:30.6%
  • 2024年:全国停止率53% 、長野県87%など地域差あり→ 改善傾向にあるが、依然として約半数が止まらず。

ドライバー心理と実態「止まりにくい理由」

  • 後続車に追突されるリスクを恐れる(後続の無停止迫る)
  • 歩行者の意思表示が判断しづらい(手を挙げない、止まりそうにないから通過)

最新「安全対策」事例の紹介

法律・警察の啓発活動

  • 各都道府県警が「減速・一時停止」「横断合図活動(アイズ運動)」を推進
  • 青森県では津軽弁CMで横断ルール啓発

技術導入:警察のライトアップ標識

さいたま県警などが「横断あり」の文字が光る表示板を導入 → 停止率65→82%へ改善

歩行者とドライバー別にできる対策

立場対策内容
歩行者・手を挙げて意志表示・視線を合わせて確認・子どもには「歩行合図+確認」を教育
ドライバー・徐行&減速義務を徹底・後続確認(ミラー注視)・横断者がいれば即時停止
行政・警察・ライトアップ標識、啓発CM導入・取り締まり強化・横断優先ゾーンの整備

実際に切符を切られた先輩たち

私の職場でも、実際に警察に切符を切られた先輩が何人かいます。

  • 回送中、横断歩道に歩行者がいるのに止まらなかった
  • 左折時、横断歩道の手前に歩行者がいたのにそのまま曲がってしまった
  • 右折時、自転車が横断歩道を渡ろうとしていたのに気づかず進行してしまった

乗務中でも回送中でも関係なく、違反は違反です。
点数も反則金も重くのしかかりますし、会社にも報告義務があります。
精神的にもダメージが大きいです。


横断歩道手前の◇マーク、気づいてましたか?

私が営業職からバス運転士に転職した当初、横断歩道の手前に「◇(ひし形)」のマークがあることすら知りませんでした。
これは「横断歩道あり」の予告マークであり、ここを見て事前に減速・注意を促す意味があります。

日々の運転で慣れてしまうと、こうした標識や路面表示を見落としがちになりますが、初心にかえって確認することが大切ですね。


まとめ:ルールを守ることが、安全な街づくりにつながる

横断歩道で止まることは、交通ルールの遵守であると同時に、地域の安全を守る行動でもあります。
特に子どもや高齢者にとっては、車が止まってくれるだけで安心感が全く違います。

私たちバス運転士も、プロとして日々学び続け、気を引き締めてハンドルを握らねばと感じています。

Q&A

Q. 横断歩道に立ってるだけで車が止まる?
A. 「横断しようとしている」と明確な合図(手を挙げるなど)をしない限り、停止義務はありません。令和3年4月より歩行者も意思表示が必要に。

Q. 歩行者が急に渡ったらドライバーに過失はある?
A. 通常はドライバーが100%過失負いますが、歩行者の直前横断など例外的に歩行者過失(15〜30%増)が認められることも。

Q. 後続車に追突されそうで怖い…どうすべき?
A. ミラーで後続を確認し、それでも危険なら部分停止・ゆっくり減速しながら対応。エンジンブレーキ活用や、ライトアップ標識など安全装備で予防を。

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参考リンク

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