バス運転士として一番緊張する瞬間って、どんな時だと思いますか?
答えは意外とシンプル。それは、「先輩運転士が自分のバスに乗ってくる時」です。
今回は、現役の路線バス運転士として働く私が、そんなちょっとヒヤッとするエピソードをご紹介します。
先輩運転士が乗ってくる=超プレッシャー
業務中、自分のバスに一般のお客様ではなく、現役の先輩運転士が乗ってくることがあります。
これがもう、ほんまに緊張します!
普段なら気にしないような細かい運転操作――たとえば、
- ブレーキの踏み方
- アクセルの踏み方
- ギアのつなぎ方
- 停止位置の精度
- アナウンスのタイミングと声のトーン
こういうのを全部見られてる気がして、冷や汗が出るんです。
自分も他の運転士を観察しているからこそ…
なんでそんなに気になるのかというと、自分も他の運転士の運転をめちゃくちゃ観察してるからなんです。
オフの日や移動中に路線バスに乗るとき、つい職業病で、
- 「このブレーキ、うまいな」
- 「このアクセル操作、スムーズやな」
- 「このマイク使い、聞き取りやすい!」
とか、ついつい見てしまう。
つまり、「自分が人の運転を見るように、自分も見られてるはずや」と思うと、なおさら緊張してしまうんですね(笑)
飲みに行く先輩が乗ってくる日もある
時には、飲みに出た先輩が乗ってくることもあります。
仕事終わりに気分よくなってるのか、ニコニコしながら乗ってきて、降りるときに「おつかれさん!」って言いながらチップを渡してくれる先輩も。
いやもう、ありがたいんですけど、それでもやっぱりプレッシャーはあります。
なにせ「お客様」ではなく「業界のプロ」が乗ってるわけですから…。
新人時代はもっと緊張してた
特にバス業界に未経験で飛び込んだばかりの新人時代は、緊張感も段違いでした。
技術にも自信がなかったし、先輩たちに見られてるだけでガチガチに固まってましたね。
でも逆に言えば、そういう経験があるからこそ、今の自分があるとも思っています。
おわりに:プレッシャーは成長の糧
「人に見られている」という意識は、時にプレッシャーになりますが、それは同時に自分を磨くチャンスでもあります。
バス運転士は、「人に見せる仕事」ではないかもしれませんが、いつどこで誰が乗ってくるかわかりません。
だからこそ、常に丁寧な運転を心がけることが、プロとしての姿勢だと思っています。
これからも、気を引き締めてハンドル握っていきます!
✅この記事のまとめ
- 先輩運転士が乗ってくると、緊張感MAX!
- 細かい運転操作が見られていると思うと冷や汗
- 自分も観察してるからこそ、人の目が気になる
- 緊張は成長のきっかけにもなる
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Q&A:よくある質問
Q. バス運転士って、運転以外に気を使うことはあるんですか?
A. はい。お客様対応やアナウンスのタイミング、安全確認など、運転以外にも注意すべき点が多くあります。
Q. 現役の運転士が乗ってきた時、やっぱり緊張しますか?
A. 正直、めちゃくちゃ緊張します(笑)。でもそれが、自分のスキルを見直す良い機会でもあります。