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【遅延の裏側】バスが遅れるとどうなる?運転士が語る現場のリアル対応と心構え

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「バスが遅れてるやん!」という声、運転士なら一度は浴びたことがあるかもしれません。今回は、バスが遅延する時に運転士がどのように対応し、どんな気持ちでハンドルを握っているのかを、現役運転士の視点からリアルに語ります。

バスが遅延する原因とは?

まず最初に、バスが遅れる理由は多岐にわたります。通勤ラッシュ時の交通渋滞道路工事や事故による通行規制高齢者や障がい者の乗降対応に時間がかかるや運賃支払いでのやりとり学校帰りの学生が一斉に乗車しドア閉めに時間がかかる。

特に都市部では10分や20分の遅れは日常茶飯事。どれだけ注意していても、どうにもできない場面が多いのが現実です。


運転士として遅延に直面したときのリアルな対応

バスが予定より遅れだしたとき、運転士がまず考えるのは「安全」「情報共有」です。

【対応①】管理者への連絡無線やスマホ(専用端末)を使って、営業所や管制に「○○停留所付近で○分遅れ」と報告します。

【対応②】乗客へのアナウンス。必要に応じてマイクで「只今○○方面、交通渋滞により遅れております。ご迷惑をおかけしております」とアナウンス。

【対応③】焦らず安全運転ここが最も大切なポイント。焦って挽回しようとスピードを出すのは厳禁。一歩間違えれば事故につながるからです。


乗客からのクレーム…どう受け止める?

「おそいやんけ!」「なんでこんなに遅れてるんや!」こんな言葉をぶつけられたことがある運転士は多いはず。私も新人時代は、そのたびに落ち込んでいました。

【心構え】
個人攻撃ではないと割り切る。怒りの矛先が自分であっても、それはバスという存在への不満気にしすぎず、冷静に対応するのがプロです。

【対応フレーズ例】
「大変お待たせしております」「現在渋滞の影響で遅れております」と短く、事実だけを落ち着いて伝える。それだけで空気が少し和らぐこともあります。


遅延が続く日の精神状態はこうなる

正直言って、遅延が連続するとメンタルは削られます。

【体験談】自分を責めて落ち込んだ日
定時運行できなかった自分を責めて、帰宅後に何も手につかなかったこともありました。

【今の考え方】100%思い通りにはいかない
今は「できる範囲でベストを尽くした」と切り替えるようにしています。遅延を減らす努力は大事ですが、すべてを背負い込む必要はありません。


これからバス運転士を目指す人へ

バス運転士は、感謝されることもあれば、理不尽なクレームを受けることもある仕事です。

【大事なのはメンタルの強さより柔軟さ】
一喜一憂しない心、冷静に運転に集中する姿勢、それが安全に直結します。

【支えになるのは乗客の一言】
「いつもありがとう」「安全運転ありがとう」「ご苦労さま」そんな言葉に救われた日もあります。


まとめ|バスが遅れても、プロはぶれずに対応する

遅延の原因は多く、避けられないことも多い焦らず冷静に、安全第一で対処するのが運転士の使命心が折れそうな日もあるが、プロとしての矜持を持って乗り越える「遅れてるやん!」という声の裏にある“運転士の努力”を、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。


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よくある質問(Q&A)

Q. 遅延したらお給料に響きますか?
A. 答えはNO。遅延自体では減給などは基本的にありません。

Q. 乗客対応が苦手でも大丈夫?
A. もちろん大丈夫です。私も元営業ですが、最初は乗客対応に苦手意識がありました。慣れていく中で、自分なりの対応スタイルが見つかります。

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