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乗務日記:終点で降りない乗客…まさかの理由とは?

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はじめに

こんにちは!路線バス運転士のだいきです。
今回は、終点で降りずに残っていたお客さんとの、ちょっと気になるエピソードをご紹介します。

バス運転士をしていると、乗り降り以外にも「終点でのお客さんの確認」という重要な仕事があります。
今回はその点検中に起きた、ある小さなハプニングのお話です。


終点でまさかの“隠れ乗客”

いつも通り、終点に到着して車内の点検に向かいました。
後ろの座席を確認していると――

まだお客さんが乗ってる!?

小学生くらいの女の子がふたり、座席の奥で小さくなっているのを見つけました。

「お客さん、終点ですよ」と声をかけると、
申し訳なさそうに目を伏せながら、静かに降りていきました。

でも、気になったので「どうかされましたか?」と声をかけると、
「バス、反対方向に乗ってしまいました…」とのこと。


【乗り間違いはよくある】でも子どもだと特に心配

子どもたちは上下(のぼり・くだり)を間違えたようで、
どうしたらいいか分からず、降りそびれてしまったようです。

終点での折り返し便だったので、「よかったらこのまま乗っていく?」と聞くと、
ホッとしたように「はい!」と笑顔を見せてくれました。

バスの上下を間違える方は意外と多いです。
大人でも、案外どこ行きのバスかをしっかり確認せずに乗る方がいらっしゃいます。
特に外国人観光客の方には多く、明らかに不安そうな顔をしていたら、
信号待ちのタイミングなどで「どこまで行きますか?」と声をかけるようにしています。


【昔と今】残っているお客さんの“質”も変わった?

実は「終点でお客さんが残っている」というのは、昔からある“あるある”です。
ただ、昔は今とちょっと違いました。

例えば、以前は酔っぱらって寝てしまってる大人が多かったんです。
泥酔してピクリとも動かない人を見つけて、
「この人…まさか息してない!?生きてる!?」
と、警察に通報しかけたこともあります。

今はというと、こうした“泥酔残留”はかなり減ってきた印象です。
その代わり、今回のように「乗り間違えた子ども」や「外国人観光客」など、
“言い出せない事情”を抱えて車内に残るパターンが増えてきました。


【運転士のつぶやき】確認作業の大切さ

終点での確認作業は、運転士の大事な仕事のひとつです。
一見何もなさそうでも、今回のように“気づいてあげる”ことが必要な場面もあります。

こういった出来事に出会うたびに、
「バス運転士って毎日がドラマやなぁ」と実感します。

お客さんが安心して利用できるように、これからも目配り・気配りを忘れずに、
日々の乗務にあたりたいと思います。


おわりに

路線バスには、いろんな人が、いろんな理由で乗ってきます。
運転士という仕事は、ただハンドルを握るだけじゃない。
日々の小さな出来事の中に、人の温かさや気遣いが詰まっているんです。

これからも「乗務日記」として、そんなリアルなバス運転士の日常をお届けしていきますので、
よければ他の記事もご覧ください!


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