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「路線バス運転士の1週間の勤務スケジュールとは?現役運転士が語るリアルな働き方」

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はじめに

路線バス運転士の勤務スケジュールは、一般的な9時から17時の勤務とは異なり、早朝や深夜の勤務も含まれます。今回は、現役路線バス運転士である私が、1週間の勤務スケジュールや勤務形態について詳しく解説します。

路線バス運転士の主な勤務形態

路線バス運転士の勤務形態は、主に「変形労働時間制」が採用されています。これにより、勤務時間帯や休日が不規則になることが一般的です。

早番勤務

早朝から昼過ぎまでの勤務で、通勤・通学時間帯の運行を担当します。

例:5:30~13:30

遅番勤務

午後から深夜までの勤務で、帰宅時間の運行を担当します。

例:15:30~23:00 

中休勤務

朝と夕方に乗務し、日中は休憩時間となる勤務です。この勤務形態は日中の休憩時間を含めると、拘束時間が長くなる傾向があります。

例:6:30~11:00、15:00~20:00 

日勤

朝から夕方までの通し勤務です。

例:7:00~20:00

これらの勤務パターンを会社によって違う(5勤2休、5勤1休、4勤2休、4勤1休)サイクルで回すことが一般的です。

労働時間と法的基準

バス運転手の労働時間は、厚生労働省の「改善基準告示」により以下のように定められています。

  • 1日の運転時間:2日平均で1日9時間以内
  • 連続運転時間:4時間以内(運転の中断は1回連続10分以上、合計30分以上)
  • 4週平均1週の拘束時間:原則:65時間
  • 1日の拘束時間:13時間以内(上限15時間、14時間超は週3回まで)
  • 勤務終了後の休息時間:継続11時間以上、最低でも9時間

参考:自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト

シフト(例)

以下は、5勤2休のバス会社で考えてみたシフトの一例です。

日数勤務形態勤務時間
1日目日勤7:10~20:30
2日目遅番15:00~22:30
3日目遅番14:30~22:30
4日目日勤8:30~20:00
5日目早番5:50~13:30
6日目休み-
7日目休み-

このように、勤務形態が日々変化し、法令を守りながら休息時間を確保し、シフトが組まれています。この1週間のシフトも毎週変わります。

多くの運転手は、6日目か7日目の休みの日に公休出勤をしています。

Q&Aコーナー

Q1:バス運転手の勤務間インターバルはどのように管理されていますか?

A1:勤務終了後、継続して11時間以上の休息期間を設けることが基本とされています。ただし、最低でも9時間の休息期間を確保する必要があります。遅番勤務の翌日勤務は、最低のインターバル9時間の場合が多くなります。

Q2:中休勤務の拘束時間が長いと聞きますが、実際はどうですか?

A2:中休勤務は、朝と夕方に勤務し、日中に3時間以上の休憩を取る形態です。この休憩時間は家に帰ることもできる時間となり、拘束時間となりません。そのため、実働時間は8時間程度でも、休憩時間を入れた拘束時間で計算すると16時間を超える場合もあります。

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